尿酸値とは~若い人にも身近な痛風。尿酸値が高まるメカニズムと痛風の予防法

会社の健康診断や血液検査において尿酸値が高く、びっくりした人も少なくないことでしょう。

(公財)日本医療機能評価機構が発表するデータでは、30歳以降の男性で基準値よりも高い人の割合は30%に達するといわれており、どんどん増えていることが分かっています。

ここでは、尿酸とはどのようなものか、どんな病気のリスクがあるのか、どのように予防すればいいのかお伝えします。

○尿酸とは~プリン体が分解され尿酸に

私たちは身体を動かしていない間にも、臓器を動かしたり、新しい細胞を作り出したりしています。この新陳代謝によって「プリン体」と呼ばれる物質が分解されて、最終的に「尿酸」となり尿や便から排出されることになります。

尿酸は老廃物ですので、体内に蓄積されないようにうまく排出されていきます。しかしうまく排出されず体内に蓄積されてしまうと、基準値よりも高くなってしまい痛風を引き起こす原因となってしまいます。

○尿酸値の基準値と病気のリスク

血液検査の結果を見てみますと、基準値は次のように記されています。

  • 男性:3.6~7.0mg/dL
  • 女性:2.7~7.0mg/dL

この数値は、血液中の数値を表したもので、一般的に男性のほうが高くなる傾向であることが知られています。基準値よりも高くなり、痛風を発症している人をみると、95%が男性であることが分かります。

基準値よりも高くなると、血液中に溶けきれない状態になってしまい、結晶となってしまいます。基準値である7.0mg/dLを超える状態が続いている場合には、「高尿酸血症」と診断されます。痛風になるリスクが高く治療が必要になることもあります。

結晶は関節などに蓄積してしまい、「痛風」と呼ばれる病気になってしまいます。足の親指の付け根などが赤く腫れあがり、激しい痛みである「痛風発作」に悩まされます。痛風になって初めて、自分自身の数値に気が付く人も少なくありません。

○高尿酸血症や痛風になりやすい人

高尿酸血症や痛風と診断されてしまう要因は、生活習慣と遺伝の2つに分けることができます。それぞれの要因についてみていきたいと思います。

・生活習慣を要因とするもの

生活習慣においては、特に食生活に影響されます。

バランスよく食べずに、肉や海産物を食べ過ぎてしまう人であれば、痛風のリスクを高めることになります。これは肉や海産物に多くの「プリン体」が含まれているためで、プリン体を食品から摂れば摂るほど、体内で作られる尿酸が増えるために数値が高くなっていくのです。

また飲酒の習慣にも影響がみられます。これはお酒に含まれているアルコールにはプリン体が含まれているためで、アルコールが体内で分解される際に尿酸が作られてしまうことによって数値が高くなります。

・遺伝的な要因によるもの

遺伝によって尿酸値が高くなることもあります。

体内で作られた尿酸は尿によって体外に排出されますが、遺伝によって排出させる能力が低い場合には体内のバランスが崩れて、高尿酸血症となってしまいます。

関節に蓄積して痛風になるリスクも高くなりますが、腎臓内に蓄積させてしまい腎機能の低下や尿路結石などの病気を引き起こすリスクも高くなります。

十分な水分補給や急激な運動を避けることが大事であると考えられています。

○尿酸値が高くならない予防法

・食べすぎない飲みすぎない

生活習慣、遺伝どちらが要因であるとしても、数値を高めないために大事なことは「食べ過ぎない」「飲みすぎない」という、食習慣をしっかりと見直すことにあります。肥満の人には数値が高くなる傾向にありますから、体重なども気にするようにしておかねばなりません。

特にプリン体を多く含んでいるといわれる食品の食べすぎには注意しなければなりません。代表的なものにはレバーや白子、干物、えび、カツオ、いわしなどがあります。

またお酒に含まれているアルコールにも要注意です。最近では「プリン体0」のお酒も販売されていますが、アルコール自体に排出を阻害してしまう作用がありますので、飲みすぎてしまうのであれば結局数値を高める原因となってしまいます。

特にビールにはプリン体が多く含まれているために注意が必要であるといわれますが、アルコールそのものを摂りすぎないようにすることが大事です。

・激しい運動ではなく軽い運動を継続して

数値を高めないためには、肥満に注意しなければなりません。そのために運動習慣はとても大事になってきます。しかし運動のやり方を間違えてしまうと、かえって数値を高くしてしまう要因となってしまいます。

無酸素運動と呼ばれる激しい筋トレなどを行う場合であれば、体内でプリン体が活発に作られてしまいます。特に日常的に運動習慣のない人が、いきなり急激な運動を始めてしまうことで、痛風を悪化させてしまうことがあります。

運動習慣は肥満防止のためにとても大事ですが、ウォーキングなど軽い運動を継続して行うことが効果的です。有酸素運動と呼ばれるもので、継続して取り組むことで少しずつ改善させることができます。

○まとめ

特に中高年の男性では、尿酸値の高い人が増える傾向にあります。また、20代や30代で痛風を発症する人も少なくありません。健康的な生活を行うことがとても大事になってきます。

特に食生活を見直すことが大事で、食べすぎや飲みすぎに心当たりがある人であれば、見直すことが大事です。

また日常的に軽めの運動を取り入れるようにして、肥満防止に努めるようにしましょう。

参考

高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第2版 | 公益財団法人 日本医療機能評価機構

https://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0052/G0000210/0010

トイレでおしっこの量がわかる!尿量でわかることのまとめ

トイレでおしっこをするだけで、らくらく体調チェック!

当社がこんなサービスをご提供できるのも、「おしっこ」がたくさんの情報をもっているからなんです!

今日はその中でも「おしっこの量」からわかることをお届けします。

普通のおしっこの量

1回あたりの尿量は200~500mlが標準的です(ただし個人差があります)。男性よりも女性の方が多い傾向もあるようです。女性のほうが膀胱が大きいんですね。

女性の生活の大敵、膀胱炎

オフィスで働く女性は、気づかない間にトイレを我慢しているせいで膀胱炎になることが多いという話を聞きます。

「最近はいつもよりおしっこの量が多いな・・・トイレを我慢しがちなのかも」

こんなこともサイマックスのサービスを使うとわかるので、ついつい我慢してしまっていることに気づくきっかけになります。


おしっこの量と生活習慣病

日々のおしっこの量の変化が、「糖尿病」や「腎不全」などの生活習慣病になるリスクと密接に関わっていることが医学研究でわかっています。

おしっこの量とストレス

また、ストレスがかかっていたり、緊張した状態が続いているなどの環境もおしっこの量に影響を与えるといわれています。

メンタルヘルスのケアにも、おしっこの持つ情報は重要なんですね!

1日のおしっこの量でわかること

1日のおしっこの量の合計からも、わかることがあります。

○2500ml以上/1日 (多尿)

  • 糖尿病や腎性尿崩症、心因性多尿(心因性多飲症)の可能性があります。
  • 多量に水を摂取する水中毒の場合、7割近くの人が精神疾患患者ともいわれています。

○400ml以下/1日(乏尿)

  • 一日の尿量が少ないと、脱水症状の可能性があります。夏場は摂取する水分量に気をつけたいですね。
  • 長く続く場合には腎不全や肝機能障害、貧血などの病気の疑いがあるようです。

おしっこの量を計る方法

医療現場などでは、次のような方法でおしっこの量をはかっています。

  • 尿道にカテーテルをさし、ウロバックという袋におしっこを吸い出す
  • 計量カップや測定器機の中におしっこを出す

どちらも手間がかかったり体への負担がある方法です。カテーテルをとった後は、数日間痛むそうです。。。辛そうですね。

サイマックスのセンサーならば、いつも通りトイレでおしっこをするだけなのでとっても手軽。お医者さんにも注目されている技術なんですよ!

 

参考資料:
「新臨床内科」医学書院
「内科診療リファレンス」医学書院
「エッセンシャル臨床栄養学第8版」医歯薬出版
「臨床検査データブック 2017-2018 」医学書院
「今日の臨床検査2017-2018」南江堂
「ハリソン内科学1,2」メディカルサイエンスインターナショナル
「標準泌尿器科学」医学書院、
「糖尿病学」西村書店
「多飲症・水中毒―ケアと治療の新機軸」医学書院

 

サイマックスセンサが付いたトイレで便をしていいの?

センサを取り付けたトイレでおしっこをするだけで健康チェック。

きっと多くの人が「こんなのがあったらいいなあ」と想像したことがあるようなプロダクトだと思います。

 

そんな当社のプロダクト、ご紹介しているとよく聞かれるのがサイマックスセンサが付いているトイレで、便をしても大丈夫?測定できる?」というご質問です。

ご安心ください。問題ありません!

便をした場合は、おしっこの分析精度は落ちてしまうのですが、それでもある程度は分析できます。

 

もう一つよく聞かれるのが「サイマックスのセンサに直接おしっこをかけないといけないの?」。

これも、おしっこを直接かけなくてOKです!いつも通りトイレでおしっこをするだけ。それを実現した技術をサイマックスは持っています。

 

これからも、よくいただく質問の回答をご紹介していきます。